ずっと..ずっと..逢いたくて








『嫌だよっ♪』


私が良く見かけるんだ..。

その度に見かける楓..いつだってひとりで歩いている。



そして気がつけばまた季節は変わっていく..

秋になり、やっぱり変わらない状態にあった..。




『楓っ、楓..』

『ゆあっ』

『帰るの?』

『帰るんだぁ..』


たまたま同じバス停にいた楓に声掛けてしまっただけ。



『楓、彼氏さんは?』

『見てた?..
夏前に別れたんだよっ..』

『ええっ、そうだったんだぁ..』


詳しくは聞かなかったけど、彼氏さんとは別れているらしい。