『ゆあ、来いよ』

『聖..』



聖のことまで問い詰められ、浮気がバレたこと..

その聖のことを拒むようになりがちなところ。


きっと、聖と楓は会ったんだ..

でも、楓が隣にはいなかった。



玄関を開けて、そっと聖に近づく私..


『聖..』

『ゆあ、どうしたんだよ?』

『聖とはもう会えない..』

『どうしたんだよ』


雄斗との間にすれ違いが起きた事を伝え、浮気の日のことを教えた。


『ゆあ..』

『だから..もう会えない..』


ずっと笑えていた私の涙腺からは、幾筋もの涙が頬を伝う。