中学3年生の春___..



柔らかい春の陽射しを浴びながら、私たちは新たな道に佇む。



聖は新しい街へ引っ越し、新たな学校へ通い、新たな友達と出逢っている頃..。



私たち3人は今もまだ聖がいない事が信じられずにいる。


保育園時代から一緒にいた仲間なんだから、どこかにいる気がするんだ。



『聖、いないんだなぁ..』

『聖..慣れたかなぁ』



そんなふうに言ってしまう蒼、楓がいたりする。



聖の力って、本当に凄かったんだって思い知る。