きみの笑顔は、季節外れの太陽のようで

「オレンジジュース売り切れてる。りんごジュースでもいいか?」

「もちろん!」

悠斗にお礼を伝えると、私はまた電話に戻る。

「ごめんね」

「いいけど……今何してんの? 外におるん? 誰かと一緒?」

「あー、うん。悠斗と一緒にいる」

「なんで!? なにしてんの!?」

彼は心底驚いたような声を出した。

「いや、悠斗の自主練、見ていただけだよ」

「……どこにおるん?」

「え?」

「だから、今どこにおるん?」

「……家の近くの公園だけど」

「わかった、いまから行くわ。ちょっと待ってて」

それだけ言い切ると、通話を終えたことを知らせるプープーという機械音だけが耳元に響く。

「はい? もしもし? 宮本くん?」

どういうこと?

今からこの公園に来るの?

どうして?

そもそも本当に来るの?

……まさかね。

電話では、今学校に着いたばかりだと言っていた。

宮本くんの家と私の家は遠い訳じゃないけれど、近い訳でもない。

それに合宿終わり。きっとかなり疲れているはずだし、さすがに今から来ることはないか。

自分の心の中で、いつもの冗談だろう、と結論付けた時、りんごジュースとスポーツドリンク―きっと自分で飲む分だーを抱えた悠斗が戻ってきた。