「またね、校長が心配するから。」



「あ…そうだね!」





でも待って。
『またね。』って…




「…また会える?」





「『運命の赤い糸』で結ばれてたら会えるかもね。」




「な…何それー」




彼女はニコッと笑って。

僕の右の頬にキスをした。




「え゙ぇえぇー!!!!!」


「うるさいよ星夜♪」




僕を叫ばせた犯人は、
あっさりと去って行った。











な、な、何で…


「星夜どうかしたの??」




教室からひょこっと顔出したのは、



「千恵美…!!!!!
何でもないよ!」




千恵美見てなかったかな??




何、嘘付いてるんだろ…

千恵美は「彼女」なのに。





そう千恵美とは付き合って、
3ヶ月になる。




元々近所で…幼なじみ。


背は小さくて、
大きな目が特徴、
性格も優しくて。



中学の卒業式の時に、
告白されてOKした。





「教室入らないの?」


「あ…授業だよね。」