義兄の純愛~初めての恋もカラダも、エリート弁護士に教えられました~


 猫みたいに聖さんの胸にすり寄ると、彼が耳元で囁く。


「じゃあそろそろ、夫婦らしいことをしようか」


 甘ったるい期待を抱き、私は口元を緩めてこくりと頷いた。

 ふたり寄り添って寝室に戻る。棚の上には、母が大事にしまっていた私たちの子供の頃の写真と、家庭教師をしている最中に撮ったツーショットが飾ってある。これから結婚式の写真も並べるつもりだ。

 私たちにもまだまだ知らないことがある。彼には勉強も恋も教えてもらったけれど、幸せな家族の作り方はこれから一緒に学んでいくんだろう。

 カーテンを閉めて唇を重ね、じゃれ合いながらベッドになだれ込んだ。

 家庭教師でも、義兄妹でもない。夫婦としての秘密の時間は、ここから始まる。



 ☆.。End.:*・°