確かに昔は兄妹に憧れていたとはいえ、聖さんとそうなるのは望んでいなかったんですが。
クスクスと笑った彼は、三枚目を指差す。
「これも、いつか俺が叶えてやりたいと思ってたんだ」
〝ひーくんのおよめさんになりたい〟
その願い事を見て、かあっと頬が熱くなった。まさかこんなませたことを書いていて、しかもそれを本人に知られていたなんて。
「恥ずかしすぎる……」
「でも大人になっても同じことを願ってくれたから、こうして夫婦になったんだろ」
優しく肩を抱かれ、頬にキスをされて、胸の中が甘酸っぱさで満ちていく。私の夢がすべて叶えられているのもすごいなと感動しつつ、「そうだね」とはにかんだ。
年の差だとか義兄妹だとか、そういうことばかり気にしていたけれど、今となっては悩む必要はなかったかもしれないと思う。
どう転んでも私たちは一緒になるしかなかったのだと言い切れるくらい、ずっと心は繋がっていたんだから。



