義兄の純愛~初めての恋もカラダも、エリート弁護士に教えられました~


 これも、事実を知った聖さんが御村さんと話をして、彼の良心に訴えかけてくれたから。私たちのために陰でそんなことまでしてくれていたのかと感謝しかない。

 筧さんには相応の罰が与えられるのだろう。父の件も含めて、悔い改めてほしい。

 リモコンを持ったままつい見入っていると、背後からリモコンごと手を取られてプツンとテレビを消された。振り仰いだ直後、甘いキスが降ってくる。

 垂れた前髪の隙間から、情欲を孕んだ瞳が私を見つめる。


「テレビよりこっちでしょう。新婚初夜だよ」
「そうだね」


 拗ねたような彼にふふっと笑い、何度か唇を重ねて抱きしめ合った。

 結婚指輪が輝く指を絡め、寝室へ向かう。窓の外には星空が広がっていて、ベッドに入る前にひんやりした夜風が心地いいテラスに出てみた。


「さすがに天の川までは見えないけど、今夜も星が綺麗だね」


 周りに高い建物も、余計な明かりもないここの星空はとても美しい。宝石を散りばめたようだと、陳腐な表現しかできないのが悔しいが。

 吸い込まれそうな星空を見上げていると、聖さんがなにかを手にしてやってくる。