路地裏Blue Night.





そんな会話を交わしながら無意識にスマートフォンを見てみれば───



「うげっ!さっちゃんから大量に電話とメールきてる…!!」



そういえば全然チェックしてなかった…!!

なんかもう驚きとショックが大きすぎて歌いまくって、この人と喋ってて。



「メシでも誘おうかと思ってたけど、それだと早く帰った方が良さそうか」


「えっ、ならさっちゃんと3人で行こーよ!!」


「……むり」



ねぇ、これってさーあ?

なんかただ単に不器用なだけじゃないの?って思うんですが違いますか…?


本当は仲良くしたいんじゃないの?

本当は私たちみたいなわちゃわちゃが羨ましかったりするんじゃない?


だってヤクザってきっと大人ばかりだろうし、α9がどれくらいのメンバーを揃えてるか不明だけど。



「てか、私とご飯って…。え、血迷った…?」


「俺からすればザコい犬にエサやるようなもん」


「……せめて猫にしてっ!!」


「そこかよ」



最初は案内してもらってた私だけど、観羅伎町から外れてからは私のうしろを五十嵐パイセンが追いかけて来ていた。