「なっ、ななななんでここに来てんの…!?」
「いつからスーパーはお前だけのものなの?みお」
うわっ、なんか気安く名前よばれるようになってる…!!
きやすく呼ばないでって言ってきた颯の気持ちを分かってしまう日が来るなんて…。
「傘、ないんだ?」
なにその笑み。
馬鹿だねぇって内心思ってること見え見えだからっ!!
「あ、あえて持ってこなかったんだよね…!俺くらいになると…!!」
「そーいうのいいから。わざわざ付き合ってやる方がめんどい。それに、オジョーサン?」
コテンとわざとらしく首を傾けて、小馬鹿にするような顔。
……五十嵐 侑李。
私はあなたのこと、今さらだけどわりと好きじゃない。
「入れば」
「………えっ。」
「濡れると食材が可哀想だから」
そっちかいっっ!!
なんかとんでもない優しさがこの男に生まれてしまったのかな…なんて思っちゃったけど。
うんうん、そんなわけ無かったね、うんうん。
「───あ!さっちゃん!!」
スッと差し出された傘に渋々入ろうとしたところで、すこし先に見慣れた安心源を発見。



