路地裏Blue Night.





とある日。



「こんな遠慮ない雨ってあるぅ…?」



朝はめちゃくちゃ晴れてたよね?

夏休みも中盤、とんでもない灼熱の太陽だったけど天気悪いより良いかーー!って。

るんるんスキップで傘のことなんか考えずスーパーへお買い物に来たはずだよね私……!!


それなのに自動ドア出た先は大雨ってなに……?


どゆこと?

優しさの欠片もない雨が空から降り続いてるんですけど…。



「どうしよ…。さっちゃんは今日出かけるって言ってたし、颯なんかぜったい来てくれないだろうし、秀平は板前だし、蘭さんはシークレットボーイだし…」



というかさっちゃん折り畳み傘もってるかな…?

こんなに雨だよ?

どこかで濡れてないかなぁ大丈夫かなぁ。



「ええいっ!もう走って帰るしかない!」



そのための私の足…!!

天が唯一あたえてくれた、人よりちょっとだけ誇れるところっ!!



「なにしてんの」


「おわっ!……え、」


「まさかこの雨で濡れて帰るつもり?」



そんなあなたはどういうつもりですか。

傘を差しながら私の前に現れたのは、最近S.Roberを潰そうと偽S.Roberを作ったりなんかした男。