i -アイ-愛-

「…お酒の何がいいの。真翔がお酒飲んだら絶対私を殴るじゃん。もう嫌だよ」


我慢できず溢れる本音。


今言わなかったら一生言えない。


一日中機嫌が良かった今日、自分の気持ちを伝えなきゃきっと聞いてもらえない。


「…私は、昔みたいな関係に戻りたい。暴力なんかなくて、ずっと優しく愛してくれてたあの頃に戻りたい」


分かってほしい。


届いてほしい。


「お前は俺の過去を消してくれない。でも酒は消してくれる。そーゆーことだ」


「…どういうこと?だから私は必要ないってこと?道具みたいに扱っていいってこと?」


所詮私なんて真翔のストレス発散の道具なんだ。


好きだよって言ってくれたばかりなのに。


やっぱり私たちはもうひとつになれないんだね…。


「なんか今日のお前ウザい。もっと大人しくしとけよ」


…っ。


大人しく俺に従え、俺にされるがままでいろ。


そう言いたいんだ。