抵抗しても痛いことをされる。


でも、抵抗しなくても痛いことをされる。


「やだよぉ…っ」


抵抗する気力も失せ、ただただ真翔の言ったとおりにする。


真翔が動く度にお腹が痛くて涙が出そうになる。


幸いだったのは、行為が長く続かなかったことだけ。


好き放題に済ませたあと、真翔は身勝手に眠りについた。


「…出会った頃はこんな人じゃなかったのに」


目いっぱい愛しくれて、私を雑に扱うことなんてなかった。


壊れ物のように大切に扱ってくれて、私が寝るまで手を繋いでくれていた。


いつからこんな風になったんだろう。


「もう嫌…」


素っ裸の自分の肌は、アザだらけでとても見ていられない。


「いた…」


服を着ようと動いただけで身体中が痛い。