「だって、2人しか座れないし、萌香が席を譲って1人で座ってそうだと思って。」

そう微笑む周くんはとてもカッコよくて、胸の辺りがドキドキした。

あれ……?なんで周くんにこんなにドキドキしてるんだろう…。

「はい、皆さんおはようございます!バスガイドをさせていただきます―」

バスガイドさんの話を聞いていたつもりだったけど…気づいたら寝てしまっていた。