数十分後。

出来た…!

テーブルに食事を並べる。

「長谷くん、出来たよーっ!」

すると制服から私服に着替えた長谷くんが出てきた。

私服も、カッコイイんだ…、そう思っていた。

視線を感じたので、長谷くんを見たら、

「萌香が…これ全部作ったの?」

「うん、お口に合うか分からないけど…」

「いただきます…」

長谷くんの様子を伺う。

「どう?大丈夫かな…?」

「…」

えっ、美味しくなかったかな…。少し落ち込んでいたら。

「美味すぎるよっ!!」