あの日の約束

「そうだ!お守り、持ってない!?」
彼がりっくんなら同じお守りを持ってるはずだが答えはノーだった。
彼は首を振り、めいの制服を見ると初めてめいに質問をした。
「あんた、春川高校の人?」
落ち込みながらも頷く
「そう。俺、明日あんたの高校に転校してくるから同じクラスになったら一応よろしく」
「えっ?」
「あと、あんたは俺を知ってるようだけど一応自己紹介しとくわ。黒井りくです。よろしく、萩原さん。」
そう言うと、彼は私にお守りを渡しさっさと神社を出て行った。