「ごめん。りく、ありがとう」
体操服に着替えたりっくんと教室へ向かいながら、謝罪とお礼を言うとりっくんは前を向いたまま
「めいは悪くないし。謝る必要ない」
とだけ言ってまた黙ってしまった。
「でも、私のせいだし…。もし、風邪ひいちゃったら」
「ひかねえよ。明日は、球技大会だし」
「あっ、そういえば…」
この頃、いろいろありすぎて球技大会のことなどすっかり忘れていた。
「めいはマヌケだからな。顔面にボールが当たらないよう俺が守ってやるよ」
「守ってもらわなくて結構です!」
いつものりっくんの調子に思わず笑ってしまった。
体操服に着替えたりっくんと教室へ向かいながら、謝罪とお礼を言うとりっくんは前を向いたまま
「めいは悪くないし。謝る必要ない」
とだけ言ってまた黙ってしまった。
「でも、私のせいだし…。もし、風邪ひいちゃったら」
「ひかねえよ。明日は、球技大会だし」
「あっ、そういえば…」
この頃、いろいろありすぎて球技大会のことなどすっかり忘れていた。
「めいはマヌケだからな。顔面にボールが当たらないよう俺が守ってやるよ」
「守ってもらわなくて結構です!」
いつものりっくんの調子に思わず笑ってしまった。



