学校について、昇降口で上靴に履き替える…
だけど……やっぱり今日も…
「はぁぁぁぁ…またぁ?よく飽きないよね」
そう、上靴なんてものは無い
いや、正確に言うと…隠された
毎日毎日こんなことから私の学校での1日は始まる。
すると向こうの方から声が聞こえた
(ここから、あいなを「あ」あいなの取り巻き達を
「取〇」と表します)
取1「あいな様本当に今日も可愛いですわ!」
あ「えぇ〜?そんなことないよぉ〜!ののちゃん(取り巻き1)のほうがぁ、かわいいよぉ!」
取2「また謙遜して…性格まで女神様だわ!」
取3「あら、あれ地味子じゃなくって?」
取り巻きの1人が私に気づいた。
はぁぁぁぁ……また面倒くさくなりそうね…
あ「お…お姉ちゃん……((ガタガタ))どうして睨むの…
((グスン))あたし何かした…?おうちの時みたいに殴るの……?お願い、もうやめてっ……お願い…うぅ……(泣)」
取1「あいな様を泣かせたわ!」
取2「地味子の分際で!」
取3「あいな様お可哀想に……」
取り巻きたちがそう言うと
(クラスメイト→ク)
ク「うっそ、ありえない…」
ク「あの人、繁華街で男漁ってるって噂だよ…」
ク「えぇ……絶対相手にもされないのに?
w」
ク「最低な上に傲慢……近寄りたくない…」
ク「早くどっか行ってくれないかな……」
あーあ、
また私の好感度を下げて
学校生活めちゃくちゃにしてる。
そう、私の妹あいなは、私を蹴落として
自分が頂点に立とうとしているの。
学校で会ったりなんかしたら毎回、
あいなの嘘泣きからの
取り巻きたちのフォローと私への罵言。
そしてクラスメイトからの陰口。
それは家でも同じ。
だから、両親からは見放され、
彼氏にはこっぴどく振られて捨てられた。
私と付き合っていた人はみんな、
あいなに惚れて、
あいなから私への嘘を吹き込まれて、
絶対に別れる。
最初は苦痛だった……
だけど、日が経つにつれて、全て……
諦めてしまった………
ナニモカモ……
