真っ暗な世界の中、いつも1人の人を思う。


そんな生活の中で私は何も変わらない。


昔のようにすました顔でいたかった。


そして決めたのだ、忘れようと。



初めは難しかった。
夢も見たし涙も出た…。

どのくらいだったか分からないけど、
何年か経った頃には夢をみる回数も減った

少しずつ薄れて行く記憶に
私は薄情なやつだと気づいた。

しかし、それしか方法がないのだから、
きっとあの人も忘れているのだから…。