今日のわたしは地獄耳なんだからっ。
あ!そうだ。
これは言わなくちゃ。
「ハルくん」
「ん?」
「誕生日おめでとう!あのね…た、誕生日プレゼントを……忘れてまして…」
段々と消えていく語尾。
申し訳なさと恥ずかしさで俯き気味になる。
「桃。顔あげて」
「…うん」
私と同じ目線にかかんで、頭にぽんっと手を置かれる。
大きいハルくんの手。
「別にプレゼントとか要らない。桃の時間、俺にちょーだい?」
「そんなのでいいの?」
やっぱりハルくんって優しー…
「当たり前じゃん。だって、桃のビビった顔が見れるんだから」
あ!そうだ。
これは言わなくちゃ。
「ハルくん」
「ん?」
「誕生日おめでとう!あのね…た、誕生日プレゼントを……忘れてまして…」
段々と消えていく語尾。
申し訳なさと恥ずかしさで俯き気味になる。
「桃。顔あげて」
「…うん」
私と同じ目線にかかんで、頭にぽんっと手を置かれる。
大きいハルくんの手。
「別にプレゼントとか要らない。桃の時間、俺にちょーだい?」
「そんなのでいいの?」
やっぱりハルくんって優しー…
「当たり前じゃん。だって、桃のビビった顔が見れるんだから」



