「ちょっと…デートじゃないから!」


ただの幼馴染と遊びにいくだけだから。と喝を入れる。


もう〜お母さんったら。



「はいはい。気をつけてね!」


「はぁい」



家を出ると、両家の間にあるスペースら辺で壁に寄りかかって待っているハルくんを発見。


やっぱりカッコいいなぁ。


黒いデニムのパンツに、おしゃれなトップス。小物のアクセントも上手くて、一風を吹かせていた。



「ハルくん!」


小走り気味に駆け寄る。


ハルくんは私をみて、なにやら固まった。



あっ…そっか。
わたしいつもとはちょっと違う感じの洋服だったんだ!