「桃ちゃんっ今日大丈夫?何かあった??」


授業終わり。

愛莉ちゃんが普段とは違う私に気がついて、声をかけてきた。


愛莉ちゃんがそうやって心配するってことは、だいぶ結構重症だったんだ。



でも……いまの私のこの複雑な気持ちを誰かに聞いてもらいたい。


そう思ったわたしは、愛莉ちゃんに相談することに。



「相談したいことがあるんだけど、聞いてくれる?」ってお願いしたら、「もちろんだよ!何でも聞くよ」って言ってくれた。



お昼休み。


愛莉ちゃんは誰もいない空き教室に連れてきてくれた。


いつもだったら4人で仲良く食べるけど、今はそれどころじゃなくって。愛莉ちゃんと「ガールズトーク」っていうことで抜け出してきた。



ちょっと埃っぽいけど、ササっと払えば全然大丈夫。