目覚めたときには晴翔がジーッと私をみていて、すぐに夢から覚めた。
「あ、おはよう」
ふわっと微笑む柔らかい笑み。
「おおおおはよう…!」
「ぶはっなにそれ。噛みすぎでしょ」
バサっと布団を被る。
〜っ!とうとう私たち…しちゃった、んだよね?
ど、ど、どうしよう!!
今更ながら恥ずかしくなってきた。
だって、あんなことやこんなことしたんだよね…!?
ひゃ〜っ恥ずかしすぎるっ!
布団のなかでバタバタ騒ぎすぎたのか、バサっと剥ぎ取られてしまった。
「なに今更照れてんの?」
意地悪気味な晴翔がそこにいた。
顔が真っ赤な私は、両手で顔を隠すけど_
感じた異変。
右手の薬指にヒヤっとした感覚。



