っ、やっぱり勘付かれた。
でもそうだよね。
だってあるべきはずのものがないんだもん。
そりゃ気づくよ。
「こういうこと、前もあったりした?」
ー…ギクッ
返事の代わりに身体が大きく反応した。
「…あったんだね。このこと成瀬は知ってる?」
「知らない。…お願いっ晴翔にだけは言わないで!」
晴翔に知られたら余計に心配かけちゃうし、合わせる顔がないから…。
「言わないよ、約束する。でもローファーないと帰れないでしょ?一緒に探そ」
さりげなく私の手を引いて、昇降口を後にする。
「でも、拓哉くん部活は?」
途中で抜けてきたんだよね?
だったら早く戻ったほうが良いー…
「平気へーき。それよりもはやく見つけよ?」
でもそうだよね。
だってあるべきはずのものがないんだもん。
そりゃ気づくよ。
「こういうこと、前もあったりした?」
ー…ギクッ
返事の代わりに身体が大きく反応した。
「…あったんだね。このこと成瀬は知ってる?」
「知らない。…お願いっ晴翔にだけは言わないで!」
晴翔に知られたら余計に心配かけちゃうし、合わせる顔がないから…。
「言わないよ、約束する。でもローファーないと帰れないでしょ?一緒に探そ」
さりげなく私の手を引いて、昇降口を後にする。
「でも、拓哉くん部活は?」
途中で抜けてきたんだよね?
だったら早く戻ったほうが良いー…
「平気へーき。それよりもはやく見つけよ?」



