そう言えば素直に顔をあげた。
「…分かってると思うけど、わたしには付き合ってる人がいて、その人のことしか頭にないっていうか……だから、チャンスはあげられません…!」
「ごめんなさい」と付け足す。
「ははっ…だ、だよね!いや〜…恥ずかしい。あ、じゃあ友達とかはダメ!?」
グイっと前のめりになって聞いてくるから、思わずのけぞっちゃう。
え、えと……これはどうすれば?
でも付き合うんじゃなくて「友達」だもんね。
友達ならいっか_と、差し出された手を握ろうとしたとき。
「だーめでしょ」
掴もうとしていた手を、誰かに掴まれた。
え……?
みると拓哉くんだった。
「なっなんで藍川がいるんだよ!?」
「んーなんでだと思う?ってか振られるって前提で告白したでしょ。俺、聞こえたんだよね〜お前らが変なゲームしてんの」
「…分かってると思うけど、わたしには付き合ってる人がいて、その人のことしか頭にないっていうか……だから、チャンスはあげられません…!」
「ごめんなさい」と付け足す。
「ははっ…だ、だよね!いや〜…恥ずかしい。あ、じゃあ友達とかはダメ!?」
グイっと前のめりになって聞いてくるから、思わずのけぞっちゃう。
え、えと……これはどうすれば?
でも付き合うんじゃなくて「友達」だもんね。
友達ならいっか_と、差し出された手を握ろうとしたとき。
「だーめでしょ」
掴もうとしていた手を、誰かに掴まれた。
え……?
みると拓哉くんだった。
「なっなんで藍川がいるんだよ!?」
「んーなんでだと思う?ってか振られるって前提で告白したでしょ。俺、聞こえたんだよね〜お前らが変なゲームしてんの」



