⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中

そう言えば素直に顔をあげた。


「…分かってると思うけど、わたしには付き合ってる人がいて、その人のことしか頭にないっていうか……だから、チャンスはあげられません…!」


「ごめんなさい」と付け足す。



「ははっ…だ、だよね!いや〜…恥ずかしい。あ、じゃあ友達とかはダメ!?」



グイっと前のめりになって聞いてくるから、思わずのけぞっちゃう。


え、えと……これはどうすれば?



でも付き合うんじゃなくて「友達」だもんね。


友達ならいっか_と、差し出された手を握ろうとしたとき。




「だーめでしょ」


掴もうとしていた手を、誰かに掴まれた。



え……?

みると拓哉くんだった。



「なっなんで藍川がいるんだよ!?」


「んーなんでだと思う?ってか振られるって前提で告白したでしょ。俺、聞こえたんだよね〜お前らが変なゲームしてんの」