⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中

ジワジワと涙が浮かんでくる。


「ー…違う」


拓哉、くん?


ポツリ。
だけどハッキリと口を開いた。



「桃ちゃんは何も悪くない。…俺がただ単に好きなだけだから」


え_??

一瞬頭が真っ白になって、息をしていることすら分からなくなった。



「藍川、お前…」

晴翔も何か言いたそうにしてるけど、グッと押さえ込んでいる様子。



「桃ちゃんと成瀬の間に入ったのは俺。何をどう見たのかは知らないけど、やりすぎにも程があるんじゃない?」



誰に向かって言ってるのかは一目瞭然。


誰の仕業なのかは分からないけど、たぶん私たちになにか関係がある人なのは確か。



それにしても拓哉君、わたしのこと……。



今になってやっと体育祭のときの言葉が理解できた。


【俺、桃ちゃんのこと本気になったから】