⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中

「桃…お前、もしかして……」


「…っ」


晴翔が何かを言いかけたけど、構わず前を向いて授業に集中した。



わたしのバカ!

なんであんなに冷たい態度とったの!


晴翔は何も悪くないのに…。



これは…たぶん嫉妬。

まさか転入生の小暮さんに嫉妬するなんて。



ひたすら授業をきいてノートにまとめる私の後ろで、「へぇ…そういうこと」って意地悪げに笑っていたなんてことは知らない。



次の日から、晴翔の小暮さんに対する態度が大きく変化した。


今までは冷たくしていて、まるで興味なんて微塵もなさそうだったのに…今日は違った。



「ねぇね!今更なんだけど、成瀬くんじゃなくて、晴翔くんって呼んでもいい?」


「別にいーよ」


「ほ、ほんと!?やったぁ嬉しい」



なんだろう。やけに晴翔が優しい気がする。


気のせいなのかな、、?


だけどその「気のせい」も徐々に確信に変わっていく。