⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中

花火が終わるまで沈黙だったわたしたち。


「家まで送るよ」


「…っあ、大丈夫です。1人で帰れます」


さっきのこともあって、ちょっとだけ気まずい空気が流れている。


だ、だって。
まさか先輩がそんなふうに思ってるなんて知らなかったんだもん。

私はただ…素直になんでも話せる先輩って思ってたから。


ビックリしたし、嘘かとも思った。



「さっきのは嘘じゃないからね」


ビクっ‼︎

テレパシーでも使っているのかって思ったけど、もしかしたら顔に出てたのかも。


「桃ちゃんが誰を好きかなんて見て分かるし、それが俺じゃないのも分かってる。だけどちょっとは俺のこともみて欲しい。って思うのはワガママかなー…?」


「そんなことありません!たしかにビックリはしたけど……」



告白だなんて絶対緊張したに決まってる。


「好き」その2文字を伝えるのってすっごく勇気がいるから。