「それにしてもやっぱり桃ちゃんってちょっと抜けてるよね」
「えぇ、そうですか?」
「うん。だって俺がなんで祭りに誘ったか分かってないでしょ?」
「?…ただ単に親しいからじゃないんですか…?」
それ以外の理由なんて何も思いつかない。
尚先輩は唯一委員会で仲良くさせてもらってて、全然緊張しないで話せるの。
初めて入ったときにすぐに声をかけてくれて。
1人ひとり簡単に自己紹介するときだって緊張でガタガタだった私に目線を合わせてくれた。
「大丈夫」って口パクしてくれて、そのおかげで緊張が少し和らいだの。
「…そっか。でも、桃ちゃんが思ってる以上に俺って結構酷いやつかもしれないよ?」
少し困ったように言う先輩。
その表情があまりにも切なくて、心苦しそうに見えたのは気のせいなのかな。
「えぇ、そうですか?」
「うん。だって俺がなんで祭りに誘ったか分かってないでしょ?」
「?…ただ単に親しいからじゃないんですか…?」
それ以外の理由なんて何も思いつかない。
尚先輩は唯一委員会で仲良くさせてもらってて、全然緊張しないで話せるの。
初めて入ったときにすぐに声をかけてくれて。
1人ひとり簡単に自己紹介するときだって緊張でガタガタだった私に目線を合わせてくれた。
「大丈夫」って口パクしてくれて、そのおかげで緊張が少し和らいだの。
「…そっか。でも、桃ちゃんが思ってる以上に俺って結構酷いやつかもしれないよ?」
少し困ったように言う先輩。
その表情があまりにも切なくて、心苦しそうに見えたのは気のせいなのかな。



