「えと、38.5…?」


「マジ?高すぎんだろ」


どうりでさっきよりもクラクラすると思ってた。

顔に熱が篭ってるのがわかるし、全身も熱い。

ハルくんが買ってきてくれたゼリーを食べると、ちょうどいい冷たさで少しだけ楽になった気がした。



「あ、そーいえば笹野のがすんげぇ心配してた」


「あ…愛莉ちゃんに連絡してなかったからかも」



スマホをみてみると、メッセージが10件も来ていた。


わぁ…心配かけちゃった。


どれも「大丈夫!?」とか、「ゆっくり休んでね」って、愛莉ちゃんらしい言葉。



今は多分授業中だと思うから、あとで連絡しよう。


「少し横になんな。顔真っ赤だし、本調子じゃねぇんだから」