ずらーっとテーブルに何かを散らばめた。


「ゼリーなら食える?あ、あとアイスもあるけど」


「…買ってきてくれたんだ」


いま気づいたけど、コンビニの袋持ってたんだね。


「わざわざありがとう」


「よりによって誕生日に体調崩すとかマジで大バカ」


「うっ…」

ごもっとも、です。


「お前、ほんとは昨日体調悪かったでしょ?」



知ってたの?…ていう意味を込めて、ハルくんのほうをジッと見る。


「当たり前。16年の仲舐めんなよ」


全然そんなフリみせないようにしてたんだけどなぁ。


でも、ハルくんが気づいたのはお化け屋敷のときだったそう。

わたしの身体があまりにも熱かったから、そこで違和感を覚えたんだって。



「どうせ俺に心配かけないようにとか、俺のこと考えてくれたんだろうけど」と付け足す。