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『キーンコーンカーンコーン♪』

学校のチャイムが鳴り、私は一目散へ楓くんの隣へ。


「楓くんっ!お昼ご飯、食べよう……?」


恐る恐る聞いた私に楓くんは眉間にシワを寄せた。


「なんで。」


はぁ………この返し、何回、聞いたんだろう……


「楓くんと一緒に食べたいからだよ……?」


少し上目遣いでお願いしたらほとんどの男はおちると凛ちゃんから聞いた私はそれを意識して言ってみた。


「っ……」


大きく目を見開くとすぐさま顔が赤くなった楓くん。

キョトンとしている私に楓くんは慌てて自分の顔を隠した。


「い、意味分かんない……きょ、今日は無理だから。」


…………何故だろう。


いつもならこう拒絶されたらかなりのダメージを受けるのに今日はなんだか………





……………無敵?のような気がする。


「だめ………なの……?」


上目遣いでも無理だったらこう言いなさいってまたまた凛ちゃんから言われたことをやってみた


「だめじゃな、…………いや、だ、だめ!」


今回はかなり楓くんも焦っている様子だった。


ふ、楓くん可愛いっ…………!