「わーお!時山くんだ!おはよーぅ!」

「今日朝練は?」

突然の時山くんの登場をすんなり受け入れる唯と優花。


「休み。昨日の雨でグラウンドぬかってるからって。」


「…」


びっくりし過ぎて、時山くんを見たまま私は声が出ない。





「……えいッ。」


つん。


「○☆$#%〆!?!?」




突然時山くんに脇腹を突かれた。



驚きのあまり声にならない声で飛びはねる私。



「おー、よかった!あんまり無表情だから人形かと思った!はは!」


「…!?!?」


屈託ない笑顔の時山くん。

さ、爽やかすぎる。

ていうか、脇腹つつくって、急に距離感近くなった気が…



「黒帯の美琴の脇を突くなんて…そんな命知らずなことできるのお前だけだよ時山。」

「こんな驚く美琴、初めて見たよ私」

「そうなの?ラッキー♪」

「…」

ラッキー?ラッキーってなに?


というか、なんか、時山くん…