「サークルの?」

「そう……」

「いつの間に」

「神崎くんも夏に助っ人があったの知ってる?」

「知らないけど水泳が得意って自己紹介で言ってた」

「そう、夏休みにね、正臣さんと水球の助っ人に行ったのよ」

「へぇ、水球…珍しい」

「うちの大学は弱くて人数ギリギリらしくて正臣さんはたまに行ってたらしいの

神崎くんも連れて行ったって訳

それで神崎くんに水球用の水着とか買いにつきあってやって欲しいって急に連絡がきてね

正臣さんは急にバイトが入ったらしくて……

ほら、部費を私が持ってるから」

「でも水着は他の人は着れなくない?

部費から出していいの?」

「いいみたい、でもさぁ私も男の人の水着なんて選べないじゃん、恥ずかしいし」

「ぴっちりしたやつよね」

「そう、その時にうちの大学で練習試合あるから見に来て欲しいって誘われてて

正臣さんもいるから見に行っちゃった」

「惚れたの?」

「まだかな〜

でもそれからよく話すようになって昨日も私の好きな映画だったし」

「時間の問題じゃん」

「え〜そうかな、でも真っ赤になって可愛かったよ(笑)」

「そうね、どっちかといえば正臣さんではなく亮介さんタイプで……

犬のココアみたいな感じだね」

「ココアかー、だから可愛いって思うのかな、体はでも逆三角形のいい身体だった(笑)」

「私も亮介さんの事を可愛いって思うよ」

「お兄ちゃん、可愛いかな?(笑)

結構神崎くんは緊張してたかな〜」

「そりゃ穂乃香みたいな可愛い子といるしお兄さんは先輩だし、よっぽど勇気出して誘ったと思うよ」

「そっかなぁ(笑)」

笑顔の穂乃香は可愛いなぁ

「また、進展あったら教えてね

さて、私は元カノと会ってくるわ」

「頑張ってねー、彩にもよろしく」

穂乃香はコンビニに行くからといって真由香とマンションを一緒にでた