次の日の月曜日。
 けいを保育園に送り、学校に行った。
 教室に入り、いつも一緒にいるありさと琥太郎が挨拶してきた。
「おはよう。」
「おはよう。」
「おはよう。」
「昨日発売の雑誌見た?RYO、かなりカッコよかった。」
「そうだね。」
 ありさはイケメン好き。
 琥太郎は、明るく元気。

 杉山くんが後から教室に入ってきた。
いつもの地味な杉山くんだった。
誰にも声かけず、席に座り寝た。

『同一人物とは思えない。』

「きいてる?」
「うん。」