これを溺愛だとは認めない!

まだ確定した訳じゃないけど、嬉しい。


凄く、幸せな気分を感じていると雅が席を立ち上がった。


「先生……。具合が悪いので、保健室に行っても良いですか!?」


そう言いながら、雅の瞳がこちらを睨んだ気がした。


気にしたら負けと自分に言い聞かせる。


「良いぞ、一人で行けるか?」

「体調悪すぎて無理で、す……。だから、環さん……。

保健室まで付き合ってくれるかな?」


私を見て、適役だと言わんばかりの表情を浮かべた先生。