これを溺愛だとは認めない!

「お手洗いにいってました……」

「なんだ!トイレか!!」


何故か、安心したかのような表情を浮かべる風先輩。


その表情に癒されていたら、授業の始まりを知らせるチャイムが鳴り響いた。


「たま!」

「授業です!」

「そうだ、け、ど……、サボらない?」


正直、メッセージ以外でも話してみたいけど、やっぱり100パーセントどころか50パーセントも信用出来ていない。


「授業は真面目に受けなきゃダメですよ……」

「ひ、ひゃい!!」


え、風先輩声裏返った?