これを溺愛だとは認めない!

「やっぱり、風先輩の気まぐれかな……」


そんな事に巻き込まれるのは、まっぴらごめんだ。


そう、思うのにメッセージが来るのを待ち侘びている私が居た。


恋なんかじゃない。


寂しくて誰かと繋がっていたいだけ。


良く考えたら、SNSの連絡先を交換していたのは親のみだった……。


親以外とメッセージを交わすってどんな感じなんだろう__

そんな事を考えながら、来ないメッセージを待って数分が過ぎた瞬間だった。