「だ、ダイエット中なので!!」

「たまは今のままで十分だぞ?」


風先輩は私には凄く甘いから__


「あと、5キロ痩せたいんです!!」

「ガリガリになるぞ?」

「なりません」


そんな会話をしていたら、デザートが運ばれてきた。

季節の果物を使った可愛らしいデザートを食べると、風先輩が部屋から出てお金を払う。


金額を聞いて倒れそうだ__


ご飯を食べただけで、一人三万以上。


それを当たり前に払う風先輩が、別次元の人に感じてしまう。