これを溺愛だとは認めない!

「ぺ、ペアリング買うんですか!?」

「当たり前だろ!!……付き合った記念だからな」


顔を真っ赤にしてそう言う風先輩が可愛くて__仕方ない。


「私、このペアリングが好きですね」


なんて、自分の好みを言ってしまった。


それは、華奢なデザインのペアリングで女の子のリングは少しピンクが入った色味になっている。


「じ、じゃあ、これ買うか!!」


指輪のサイズを測って、在庫が有った為に持ってきて貰う。