これを溺愛だとは認めない!

弁当を食べ終わる。


「たまよ!」

「はい?」

「俺達付き合っているんだよな!?」


確かに、こんな素敵な風先輩が私の彼氏だなんていう実感は湧かない__


「ど、どうなんですかね!?」


ショックを受けた表情の風先輩だったけど、直ぐに真顔に切り替わる。


「付き合っているよ!」


真っ直ぐな視線に顔が赤くなってしまう。


「ていうか、ちゃんと付き合っている事くらい実感しろよ!ばか!!」