これを溺愛だとは認めない!

それでも、風先輩は私を選んでくれた。

それを、誇りに思おう。


風先輩の部屋に入ると黒と白で統一されたオシャレな空間。


「俺、部屋出るから着替えとけ!」


そう言われ、私服に着替えた。


女の子らしいデザインのワンピースに怖気付きながらも着替えた。


「もー、大丈夫か!?」

「あ、はい……」


ゆっくりと扉が開き、風先輩が現れれ幸せそうな笑みを浮かべる。


「めちゃくちゃ似合ってるなー!」