これを溺愛だとは認めない!

「俺、欲しいものが有るから買い物付き合って!」

「は、はい!!」

「そーいや、昨日たまに似合いそうな袋選んで渡すの忘れていたわ!
でも、俺ん家に私服置いてた方がサボりやすいな!!」


て、これからもサボる気ですか!?


「はい……」


バイクの後ろに乗せられ向かった先は、咲先輩の家とは違うタイプの御屋敷。

て、こんな家に住んでいるって事はお金持ちだよね……。


イケメンで性格良くて、お金持ちだなんて……私には合わない気がしてくる。