着いた場所は人気の無い水飲み場で、高まる緊張感。


「ふ、風先輩……」


風先輩の名前を口にしただけで、顔が熱くなる__


「な、なんだ?」

「わ、私……」


言わなきゃ、言わなきゃ!


でも、告白なんて初めてでタイミングが合っているのかすら分からない。


「おう!」

「風先輩の事が大好きです……」


い、言った!

告白出来た自分を褒めながら、風先輩を見ると幸せそうに笑っている。


「お、俺もたまの事がずっと好きだった」