これを溺愛だとは認めない!

平面な顔にシェーディングで凹凸をつくる。


「これくらいなら、学校にメイクして行ってもバレないよ」


咲先輩の手は魔法だ__


地味でいつも下を向いていた私だけど、こんだけ変身できたのだから上を向いて歩ける。


一番この姿を見て欲しい風先輩は未だに帰って来る気配が無い。


ちょっと、肩を落としたが直ぐに姿勢を正すと雅に近付いた。


「こ、これどうかな?」

「今の状態の半分でもキープ出来たら、凄いと思う……」