これを溺愛だとは認めない!

「ふ、風先輩には私の気持ちなんて分からないですよ!!」


そう叫んだ瞬間、授業の始まりを知らせるチャイムが鳴り響いた。


3時限目が始まり、くだらない授業に耳を傾けていると折り畳まれた紙が届き開ける。

それは、雅からのメッセージ。


〖坂口先生の授業って暇じゃない!!
後、気が向いたらで良いんだけどスマホの連絡先交換したいな!〗


正直、友達に手紙を貰ったのも始めてで泣けてしまうくらい嬉しい。


〖凄い暇!!
スマホの連絡先交換大丈夫だよ、〗