これを溺愛だとは認めない!

「で、さ!弁当はどんな感じになるんだ?」


安心出来る低音ボイスを聞きながら、夜道を歩く。


「弁当……。色々材料買ったので何でも出来ますよ!
先輩は肉とお魚だったら、どっちが好きですか?」

「肉!!!」


やっぱりね……。


「好きな肉料理は?」

「唐揚げとかかな!まあ、肉なら何でも!」

「じゃあ、明日は唐揚げ弁当にします!」

「あ、明日は唐揚げ弁当って事は、その次も作ってくれるのか!?」