これを溺愛だとは認めない!

〖たまの弁当マジで楽しみ!〗


う、嬉しいが、夜道が怖くて__


〖今、通話出来ますか!?〗


急に、そんなお願いをしてしまう自分。


メッセージを送ってから数秒後に、スマホが鳴り響き通話モードに切り替えた。


「あ、風先輩!!電話ありがとうございます!!」

「な、何かあったのか!?」


変に心配させたかも知れない__


「あ、お弁当の材料買いに行ってました!」


「危ないから、家に帰るまで電話繋げとくぞ!」


風先輩は凄く、優しい。


「あ!ありがとうございます!」