これを溺愛だとは認めない!

信号が青に変わると、ゲームセンターに向かって走り出す。


たまの体から伝わる温もりを感じているうちに、ゲーセンに辿り着いた。


たまが疲れてないかと心配だったが、ピョンとバイクから降りると楽しそうな笑顔を浮かべる。


「風先輩……。
凄い楽しいです!友達になってくれてありがとうございます!!」

「楽しいのは今からだ!!」


たまをもっともっと楽しませたい。

たまの為なら、なんだってしてやりたいと思うから不思議だ。


たまが楽しんでいるだけで、幸せ__