これを溺愛だとは認めない!

クソ__


せっかくいい感じだったのに……、ガッカリだ。


この場で怒鳴り散らしたい。

でも、ミーハー女はたまの友達。


たまにだけは、嫌われたくねぇ……。


作り笑顔で話に相槌を打つが、ストレスが半端ない。

怒鳴りそうになった瞬間、喫茶店の扉が空いて咲が現れた。


「「きゃぁぁ!咲先輩まで!来たぁ!!」」


予想通りに咲を見て、騒ぎ出す女共が滑稽で堪らない。


よし、糞女共は咲に任せて俺はたまと仲良くしよう__